ドジャース・大谷翔平投手(31)は珍しく懐疑的な声も向けられた5月序盤の戦いを経て、終わってみれば唯一無二の活躍で1か月を締めくくった。
米スポーツ専門局「ESPN」は2日(日本時間3日)に「5月の勝者と敗者」を特集。その中でベテランのバスター・オルニー記者は大谷を「5月最大の勝者」の一人として選出した。「大谷翔平は5月序盤のスロースタートの後、驚異的な1か月を過ごした。最初の4試合は無安打に終わり、メディアでは『投打の二刀流を同時にこなせるのか』という議論が盛んだった」と指摘。ドジャースの関係者、そして大谷自身もそうした声を把握していると話していたという。
ただ、そのままでは終わらなかった。同記者は「しかし、5月の最後の3週間で大谷は打ちまくった。直近22試合で9度のマルチ安打を記録し、打率3割4分1厘、OPS1・018をマークした」。大谷が結果で周囲の雑音を黙らせたと力説した。
そして投手としても「(ブルワーズの)ジェイコブ・ミジオロウスキーや(フィリーズの)クリストファー・サンチェスほどのレベルではないにせよ、週1回の登板という条件を考えれば十分すぎる内容だった」と高く評価。25イニングでわずか3失点、防御率も0点台を維持している点も疑いの余地なしとした。
同記者にとって「大谷がサイ・ヤング賞争いに踏みとどまりながら、再び満票によるMVP受賞へ態勢を整えている」という事実が、大谷を5月の勝者に選んだ決め手だったようだ。そして「私たちは大谷がやっていることを決して当たり前だと思ってはいけない」とも強調した。
なお、今回の特集で「5月の勝者」に挙げられたのは大谷のほか、メジャー最高勝率で地区首位に浮上したブルワーズ、村上やモンゴメリー、バルガスら若手が中心となって躍進したホワイトソックスだった。一方、「5月の敗者」にはポストシーズンに進出する確率が1%未満にまで低下したエンゼルスを筆頭に、低迷が続くメッツやタイガースなどが選ばれた。












