失速ロッテ 優勝どころか2位死守も危うくする「2つの難題」

2020年10月22日 06時15分

2日連続のサヨナラ負けに肩を落とすロッテナイン

 ロッテがシーズン終盤の勝負どころで窮地に陥っている。9日の時点では首位ソフトバンクとゲーム差なしの2位に食らいつき、し烈な優勝争いを繰り広げていた。だが、そこからコロナによる主力選手の大量離脱もあり急失速。以後は鷹の背中が遠のくばかりか、21日の西武戦(メットライフ)で2夜連続のサヨナラ負けを食らい3位西武にも4ゲーム差に詰め寄られた。

 リーグ優勝はほぼ絶望的。今後チームはCS進出圏内の2位を死守する態勢を整えたいところだが、どうやらその目標も厳しくなりつつある。チームにとってマイナス要因が頻発しているからだ。

 まず、ロッテとともにCS進出を目指すチームが天敵2チームになったことが挙げられる。これまでなら楽天さえ抑えればロッテの2位は安泰と思われていたが、ここにきて西武が3位に浮上。ロッテ追撃に攻勢をかけ始めている。ロッテは今季、西武と楽天に苦手意識があり、対西武戦は8勝14敗、対楽天戦も7勝14敗と大きく負け越している。しかも残り16試合中、両チームとの直接対決が計5試合もあるため、ロッテにとって苦戦を覚悟する必要がある。

 さらにチームを悩ます難題が10月に入ってからの「貧打」だ。今季ロッテのチーム打率はシーズン序盤から2割台前半も、10月に入ると数字はさらに悪化し、1割9分7厘に落ち込んでいる。加えてこの日、チーム最多の25本塁打を放つ助っ人・マーティンが7回の走塁で左足首を負傷し退場。今季絶望の可能性が高まったため、今後はさらなる得点力不足に悩まされる可能性が否めない。

 井口監督は試合後「(得点機で)1本出てないのはずっとですけど。マーティンもケガしてしまったので、それを含めまた明日考えていきたい」と気丈に振る舞ったが…。打開策を見いだすことはできるのか。