令和の怪物がいよいよ本領発揮だ。ドジャース・佐々木朗希(24)が17日(日本時間18日)、敵地アナハイムでのエンゼルス戦に先発し、MLB移籍後最長となる7回を投げて4安打1失点。8三振を奪っただけでなく無四球で制球力にも改善を見せ、今季2勝目をマークした。

 グラスノー、スネルと先発の主力投手が相次いで離脱していく中、剛腕がエンゼルス打線を封じ込め、チームの5連勝とフリーウエーシリーズのスイープに大きく貢献した。制球難で球数を要し、早期降板を繰り返していた当初とは別人のようで、登板を重ねるごとに進化を見せつけている。課題を克服するため、マイナーで再調整する選択肢もあったが、球団フロントとチームはメジャーの舞台で育成する方針を選択。多くの批判も招きながらも少しずつ実を結んできた。

 地元紙「カリフォルニアポスト」(電子版)は、この日の佐々木の投球を「自身のメジャーのキャリアの中で最高の登板」「自己最多の8奪三振、初めて無四球を達成した」と評価。一方で「最近低迷しているエンゼルス(16勝31敗)を圧倒することは、家の前の路地で弟とバスケットボールをして勝つようなものだ。彼らにダンクを決めること、佐々木がやったような押し込みは不振に陥っている攻撃陣が相手では大した功績とは言えない」と戒めた。

 また、同紙は佐々木が18個の空振りを奪い「ストライクゾーン外へのボールをスイングさせる割合が40%に達した」と評価しながらも「それが佐々木自身の力によるものか、1試合平均3得点にも満たないエンゼルス打線と対戦したためなのかは時がたてば明らかになるだろう」とやはり疑念の余地を残した。

 エンゼルス打線が相手では参考記録程度ということなのか…。とはいえ、頭数が減った先発陣にあって佐々木の台頭は朗報だ。同紙も「絶好のタイミング」と歓迎するものの、大きな期待を寄せられて入団したとあって課せられたハードルはとてつもなく高い。