ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が16日(日本時間17日)、本拠地シカゴでのカブス戦に「2番・一塁」で先発出場。MLB移籍後初となる1試合2発で17本塁打に伸ばし、ア・リーグの単独トップに立った。
メジャー屈指の強打者、アーロン・ジャッジ外野手(34=ヤンキース)に追いつき、抜き去った。3点リードの3回に左中間スタンドへ7試合ぶりとなる16号ソロを放つと、火がついたバットはすぐさま爆発した。続く5回無死一塁の打席では92・3マイル(約148・5キロ)のフォーシームを力ではじき返し、バックスクリーン右へ17号2ラン。飛距離428フィート(約131メートル)の完璧な一撃で、本拠地のファンから大歓声が上がるとともにどよめきも広がった。
一方のジャッジは、ほぼ同時刻に行われていたメッツ戦で4打数2安打を記録したもののノーアーチ。村上が世界トップの舞台で再び堂々のキングとなった。
昨季まで3年連続で100敗以上を喫したチームは、村上の加入で激変した。この日の8―3の勝利で23勝22敗となり、貯金1。勝率3割台以下だった球団が5割を超える快挙だ。「最弱」と呼ばれた伝統球団の激変ぶりはグラウンド外にも波及している。
地元紙「シカゴ・サン・タイムズ」によると、スポーツグッズの販売を手がける「ファナティクス」で、村上のユニホームは球団全体の「57%」を占め、そのうちの「30%」が日本語で表記されたピンストライプのデザインだという。
また、米メディア「Mogaz」は村上のWBC仕様のボブルヘッド(首振り人形)が配布される7月12日(同13日)のアスレチックス戦の観戦チケットは「即完売」と報道。さらに、地元で「とんかつドッグ」を製造する店舗も「在庫が底を尽き、再入荷を余儀なくされた」と伝えている。
2年総額3400万ドル(約53億円)で海を渡った村上がシカゴにもたらした〝特需〟はとどまることを知らない。












