左腕エースの離脱で揺れるドジャースにさらなる悲報だ。最速165キロを誇る救援右腕、ブルスター・グラテロル投手(27)がリハビリプログラムを中断したと15日(日本時間16日)に報じられた。

 米スポーツ専門サイト「アスレチック」のファビアン・アルダーヤ記者は、関係者の話として「グラテロルはリハビリ登板を中断し、さらなる検査を受けることになったという。背中の痛みが悪化したため、画像検査を受ける予定だ。これにより、復帰までの見通しは大幅に遅れることになる」と自身のXに投稿した。

 問答無用の剛速球を武器とするグラテロルは2023年シーズンで68試合に登板。これだけの登板数をこなしながら驚異の防御率1・20を記録し、大きな存在感を放っていた。しかし、翌24年オフに右肩を手術し、全休となった昨季の登板はかなわなかった。そして、およそ1年半のブランクを経て今月からマイナーでリハビリ登板を開始。4試合で計3回1/3を投げて防御率8・10だった。

 また、同記者はグラテロルは「前回の登板で球速が低下していた」とも指摘。メジャーのマウンドに戻るために原因究明が不可欠となるため、足踏みを余儀なくされた格好だ。くしくも、この日はブレーク・スネル投手(33)が敵地でのエンゼルス戦の先発を急きょ回避。左ヒジ遊離体(通称・ネズミ)の影響で再び負傷者リスト(IL)に入り、今季1登板で姿を消した。

 162試合のシーズン、その先に待つポストシーズンを戦い抜く上で最も避けたいのは負傷による長期離脱。すでにクローザーのディアスが右ヒジのネズミを除去する手術を受け、チーム編成は〝完全体〟ではなくなっている。少しでも戦力を待機させておきたい中でグラテロルを襲ったアクシデント。ロバーツ監督の悩みも深まりそうだ。