ソフトバンクは15日の楽天戦(楽天モバイル)に3―6で敗れ、今季2度目の3連敗を喫した。直近10試合は3勝7敗と黒星が重なり低迷。この日も上昇の気配が漂わない戦いぶりで、5位に沈む楽天にあっさりと寄り切られた。
開幕5連勝のスタートダッシュを決めながら勝率5割となり、下降線をたどっている。試合後、小久保監督は「今日でちょうど5割でしょ。これからどういう戦いをするかでしょうね。どういう戦いをするかってのは模索中ですけど…」と苦しい胸の内を包み隠さなかった。
重たい敗戦だった。「先発の柱」を担う上沢直之が今季最短KOとなる3回4失点(自責0)で2敗目。2回先頭・渡辺佳の右翼線への飛球を正木が落球する手痛いミスからピンチを招き、村林の適時打、佐藤の3ランで大量4点を失った。味方のミスをカバーできなかった右腕は「早めに複数失点してしまったのは僕の実力不足」と反省。試合をつくれなかった悔しさがにじんだ。
この日は明らかに状態がよくなかった。3回までに要した球数は72球。4四球を与え、制球に苦しんだ。今季は平均球速が上がった力強い真っすぐを軸に好投を続けてきたが、この日は全体の約24%と減少。150キロに達したのはわずか1球で、出力も普段より乏しかった。小久保監督は右腕を3回で下げたことについて「コンディション的なところ。予防的なところで代えた」と説明。上沢は前回ロッテ戦でも1イニング5失点と乱れ、2試合続けての背信登板となった。開幕から安定感を誇ってきた右腕の明らかな変調…。それだけに、指揮官の表情も硬かった。
チームはすでに開幕ローテーションを担った6人中4人が「再調整」となった。常勝の礎は「投手中心の守り勝つ野球」。先発陣の安定感が大きく揺らげば、チームが波に乗れないのも当然だ。指揮官が漏らした「模索中」という言葉は、切羽詰まった状況を物語っている。













