ドジャースが15日(日本時間16日)からエンゼルスとの〝LA対決〟に臨むに際し、2023年まで在籍した大谷翔平投手(31)が下した決断に再び注目が集まっている。
エンゼルス時代の大谷はMLBで前例がなかった二刀流でのプレーを認められた一方、ポストシーズン(PS)には一度も進めなかった。どれだけ活躍してもチームが敗れるパターンが多く、日本では「なおエ」なるフレーズも流行した。そして10年総額7億ドル(約1015億円=当時)の超大型契約で同じロサンゼルスに本拠を置くドジャースに移籍。巨大戦力がさらに増強し、PS進出どころか2年連続でワールドシリーズ王者に輝いた。
米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」はこの日、「大谷に腹を立てる理由をすべて聞いてきたが、どれも説得力に欠ける。彼がドジャースを選んだ時は胸が痛んだ。他のどのチームに移籍しても、エンゼルスファンにこれほどの痛手を与えることはなかっただろう。しかし、彼は正しい選択をした。すべてのエンゼルスファンは、その事実を認めるべきだ」と突きつけた。
最大の理由は球団側の〝怠慢〟だ。同誌は「大谷がエンゼルスと契約した6年間、彼は全力を尽くした。周囲の戦力が弱い中でも独力でプレーオフに導こうと奮闘した」「彼は6年契約。それ以上ではなかった。しかもその報酬は不当に低かった」と貢献と見返りが釣り合わないとし「エンゼルスファンは彼に怒りを向ける権利などない」とバッサリだった。
最大の矛先は資金の投入に消極的と言われるオーナーのアルテ・モレノ氏に向けられ「アルテはオオタニの代理人から連絡を受け、ドジャースからのオファーと同等の条件を提示する機会を与えられた。しかし、彼はそれを拒否した。その責任はアルテにある」と追及は止まらなかった。
「大谷は勝利への意欲を隠そうとしなかった。エンゼルスの一員として、勝つためにできる限りのことをしたが、それはかなわなかった。チームが彼の周りに戦力を補強できなかったからだ。彼は最高峰の舞台で戦うために海を渡ってきた。しかし、アルテ・モレノ率いるエンゼルスでは到底不可能だった」
エンゼルスがPSに進めたのは14年が最後。今季も試合前時点で16勝28敗と地区最下位に沈む。大谷にとってはどちらも大切な球団だが、古巣には厳しい目が向けられている。











