ドジャースが緊急事態に見舞われている。15日(日本時間16日)に敵地アナハイムでのエンゼルス戦に先発予定だったブレーク・スネル投手(33)が急きょ登板を回避。左ヒジの関節遊離体(通称・ネズミ)によるもので15日間の負傷者リスト(IL)に入った。

 サイ・ヤング賞を3度獲得した実力派左腕がまたしてもケガで戦列を離れることになった。今季は左肩の違和感で開幕から不在。先発ローテーションの一角を占めるグラスノーの離脱に伴い、マイナーでの調整登板を1試合早め、今月9日(同10日)のブレーブス戦に登板したばかりだった。結果も3回6安打5失点(自責4)と振るわなかったが、出遅れた要因とはまた別の事情での離脱はチームにとって大打撃となる。

 米メディア「ドジャースビート」は「さらなる詳細な情報が必要」と前置きしつつも「この種のケガは手術の決断につながる可能性がある」と指摘。守護神のディアスも同様の症状で手術し、復帰は後半戦が見込まれている。また、スネルは過去にも同じ症例で手術に踏み切った経緯もある。同メディアは「彼は2019年、タンパベイ(レイズ)に在籍していた際に遊離体除去手術を受け、7月下旬から9月にかけて戦線離脱した。今回も同じ道をたどるとは限らないが、ドジャースが考慮すべき背景の一つ」としている。

 スネルは2024年オフに5年総額1億8200万ドル(約272億円=当時)の大型契約を締結。移籍1年目の昨季も登板2試合でIL入りし、復帰までに約4か月を要し、11試合の登板にとどまった。ワールドシリーズ連覇には貢献したものの故障がちな状況が続いており、現状では2年間でシーズン登板計12試合となっている。