ドジャースの佐々木朗希投手(24)は17日(日本時間18日)に敵地アナハイムでのエンゼルス戦に先発登板し、メジャー移籍後最長の7回を投げ、4安打1失点、米最多の8三振無四球で2勝目(3敗)を挙げた。防御率5.09。最速97.9マイル(約157.6キロ)をマークした。チームは10-1で勝ち、5連勝。18日(同19日)からパドレスとの首位攻防3連戦に弾みをつけた。

 中5日でエンゼル・スタジアムのマウンドに上がった。初回一死後、初対決のトラウトにほぼ真ん中のフォーシームを右中間二塁打された。いきなりのピンチだが、続くシャヌエルをフォークボールで空振り三振、4番ソレアをフォーシームで三ゴロに仕留めて無失点で終えると波に乗った。

 2回は先頭モンカダを真ん中低めのスプリットで空振り三振。続くアデルは外角低めに鋭く落ちるスライダーでバットに空を切らせた。ローは真ん中低めのスライダーで一ゴロに打ち取り三者凡退。3回も先頭オハピーをスライダー、続くフレージャーはスプリットで連続空振り三振。ネトもスプリットで右飛と連続で三者凡退。

 4回は一死後、シャヌエルに外角スプリットを右前打され、暴投で走者が二塁に進んだ二死二塁でモンカダにフォークボールを右前に運ばれ1点を失った。しかし、アデルを内角高めのフォーシームで二ゴロに打ち取った。

 5回二死後にフレージャーを外角低めの96・9マイル(約156キロ)のフォーシームで3球三振に打ち取り、メジャー移籍後最多の7奪三振。6回も先頭ネトを外角低めの96・6マイル(約155・5キロ)のフォ―シームで見逃し三振で8個目の三振を奪い、自己記録を更新した。メジャー移籍後初の7回もマウンドに上がり、5球で三者凡退。自身初のハイクオリティースタート(7回以上を投げ、自責点2以下)を達成した。

 この日は中5日の影響かフォーシームの最速は97・7マイル(約157・2キロ)で平均96・6マイルと球速は出なかったが、スプリット(平均落差35インチ=約89センチ)とフォークボール(同38インチ=約96・5センチ)、スライダー(同39インチ=約99センチ)を56%と3種類の落ちる変化球主体の投球でエンゼルス打線を手玉に取った。91球中ストライクが69球とストライク率75・8%で課題の制球難は大きく改善。3ボールも2回だけだった。

 フォーシームも球速以上にバットを押し込んでおり、変化球もベース上を通過しており、スイングして初めて球種が分かる状態。まだ、1試合で評価するのは早いかもしれないが、これまで1勝止まりで制球難に苦しみ、米メディアやファンから上がっていた「マイナーに行くべき」との厳しい声を吹き飛ばす快投だった。次回登板が楽しみだ。