金満補強だけが、王者の武器ではない。世界一3連覇を狙うドジャースは21日(日本時間22日)現在、31勝19敗でナ・リーグ西地区首位。大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)ら日本人トリオを含めた豪華戦力を抱えながら、足元ではさらに次世代の波まで押し寄せている。
MLB公式サイトは22日(同23日)、ドジャースの下部組織に外野手の有望株が集中している現状を特集した。球団のファームシステムは全体2位と評価され、トップ30有望株のうち実に12人が外野手。さらにMLB公式サイトの有望株ランキング「MLBパイプライン」のトップ100には、外野手だけで5人が入っている。30球団全体のトップ100外野手26人のうち、約2割をドジャースが占める異様な厚みだ。
筆頭はホスエ・デ・ポーラ外野手(20)。球団内1位、全体9位の逸材で、2Aタルサでは今季38試合で36打点を挙げ、テキサスリーグ2位につける。ザイヒル・ホープ外野手(21)は球団内2位、全体20位で、強烈なパワーが売り。18日までに37試合で13長打、32打点と存在感を増している。エドゥアルド・キンテーロ外野手(20)は選球眼と広角に強い打球を放つ打撃が評価され、マイク・シロタ外野手(22)はハイAで一時、出塁率5割超、OPS1・200台の猛爆を見せ、2Aへ昇格した。
層はそれだけにとどまらない。チャールズ・ダバラン外野手(22)もトップ100入りし、ケンドール・ジョージ外野手(21)は打率、安打、得点、盗塁でテキサスリーグ上位を走る俊足型。昨季はマイナーで100盗塁を決めた。チンシェン・コー外野手(19)やライアン・ウォード外野手(28)も控え、特にウォードは昨季マイナー最多36本塁打を放った大砲だ。
大谷が投打でチームを支え、山本と佐々木が先発陣の柱を形成する一方、外野の次世代候補は下から次々に控える。補強で勝つだけでなく、育成でも勝つ。トレード期限へ向けて余剰戦力を交換カードにできる一方、将来の主力を自前で供給できる構造もある。どこまで強ければ気が済むのか――。ドジャースの本当の恐ろしさは現在の豪華戦力ではなく、未来まで枯れそうにないことかもしれない。












