DeNA前監督の三浦大輔氏(52)は、今季から同球団のアンバサダーに就任。今後は競技普及や地域コミュニティー活動などの面で古巣や地域へ貢献していくこととなる。

 計5シーズン、チームの指揮を執り、6位→2位→3位→3位→2位と成績は安定。2024年にはCSを下克上突破し日本一にも輝いたが、「監督になって本当に熟睡できなくなった。現役の頃はいつでも眠ることができたのに、すぐ目が覚めてしまう。それが5年続きました」とプロ野球OB・阿波野秀幸氏のYouTubeチャンネルに出演し振り返った。

 一軍投手コーチ→二軍監督と段階を踏んで監督に就任したが、それでも「監督になったらこうするとか、いろいろ考えていたんですけど結果につながらないと何もやっていないのと一緒。そこはつらかったですね」と最後まで理想と現実のギャップに苦しみ続けたと明かす。

 ラストイヤーとなった昨季は阪神に独走優勝を許し、2位でフィニッシュ。「強かったですね。交流戦から阪神だけが落ちてこなかった。悔しいシーズンでした。前年に日本一になりパレードをして『リーグ優勝をしてもう一度あの景色を』という気持ちで全員が戦ったシーズンで優勝できなかったから『ケジメをつけたい』と辞めましたから。それだけそこに懸けていた」と退任を決断した心境について語った。

 三浦氏が「来シーズン楽しみな選手」として名を挙げたのはプロ7年目外野手の蝦名。「死球が何度も当たりながら試合に出続けてくれた」とタフネスぶりを称賛する。7―6の延長サヨナラ勝ちを収めた昨季のCSファーストステージ第2戦・巨人戦(10月12日、横浜)での劇打は今も心に焼き付いているという。

〝ハマの番長〟が注目する蝦名達夫
〝ハマの番長〟が注目する蝦名達夫

 ファンサービスに重きを置き、観客動員数の飛躍的な増加に力を尽くした球団フロント&裏方たちへの敬意も忘れなった。

 三浦氏が特に力を込めて称賛したのはオフィシャルパフォーマンスチームのdiana。「全てにおいて全力。リレーとかでも最後まで力を抜かない(笑い)。僕が早めに球場に入ってウォーキングしていると、夏場の炎天下の下でもずっとパフォーマンスのための練習をしている。あの踊りは12球団で1番だと思いますよ。それだけのことをしています」と〝横浜一心〟を体現してくれたハマの女神たちに賛辞を惜しまなかった。