巨人が22日の阪神戦(東京ドーム)に4―7で敗れ連敗。それでも絶好調の相手先発・高橋遥人投手(30)を前に打線は怒涛の追い上げを見せた。

 序盤の大量失点が勝敗を決定付けた。〝ハルト対決〟となったこの日の両先発。巨人の先発・井上温大投手(25)は前回登板のDeNA戦で8回無失点と好投し勢いに乗って伝統の一戦に臨んだが、初回から森下の適時打、大山の2ランでいきなり3失点。その後も失点を重ね、まさかの4回7失点KOに終わった。

 それでも打線は虎の〝ハルト〟相手に6回以降に必死に食らいつくと、キャベッジの2ランなどから4点を奪取。高橋を7回途中で引きずりおろすことに成功した。大量ビハインドの展開だっただけに逆転こそかなわなかったが、阿部慎之助監督(47)も「最後に高橋投手を多少は追い込めたっていうのは次につながるはずです。(4得点は)チームにとっても大きいと思いますし」と確かな手応えを掴んだ。

 今季すでに4完封を挙げている虎の無双左腕相手に見せた意地の猛追。首位争いを繰り広げる中、残りシーズンでも幾度となく再戦が見込まれる好投手なだけに、この日の追い上げは重要な「布石」となりそうだ。チーム関係者は「正直、今日の高橋投手の調子は決して良くはなかったはず」と相手が万全ではなかったことは前置きしながら「圧勝ムードから最後に4点を奪われたのはかなり後味が悪かったはず。嫌な印象を植え付けられたし、こちらの打線としても成功体験になった」と分析した。

「まだまだ攻略はできてませんので、次当たるときはなんとか攻略できるように、こちらからもいい指示が出せるようにしたいなと思います」と指揮官もリベンジを約束。高橋攻略なくして虎退治はかなわないだけに、この日の敗戦を「ケガの功名」とすることはできるか。