巨人・杉内俊哉投手チーフコーチ(45)が22日の阪神戦(東京ドーム)に先発した井上温大投手(25)のマウンド上での姿勢について「僕は共感できないです」と首をかしげた。

 井上は初回に大山の2ランなどで3点を失うと、その後も各回で得点を許して4回7失点KO。杉内コーチが問題視したのは、投球内容以上にマウンド上での態度だった。「7点取られてますからね、僕なら絶対悔しいんですよ。えらい淡々と投げてんなっていうのは正直、思いましたけどね」と情熱に欠けた印象を抱かせた〝淡々投球〟について指摘した。

 さらに「本人はそうじゃないかもしんないけど、見てるこっち側からすると…うん。カード頭を任せている意味とか、阪神はやっぱ勝たなきゃいけない相手ですからね」チームの期待を背負う立場として物足りなさを口にし、「そう思ってるのが僕だけならまだいいですよ。チームメイトとか、見てるファンがどう思ってるかどうかとかも含めて、本人がどう考えてるか。勝つことが大前提ですから。そこが1番上に来てしっかり投げるっていうんだったらわかるんですけど。皆さんはどうでした? どう映りました? 逆に」と報道陣にも逆質問を投げかけた。

 対照的に映ったのは、相手先発・高橋遥だった。「1点取られただけであんだけ悔しがるわけですから。あっちの方が僕は共感できるかなっていう感じですね。7―1で楽勝ムードで、1点を取られてこんだけ悔しがるんだ。キャビー(キャベッジ)にツーラン打たれて、そこでもマウンドでヒザつくぐらい悔しがっている姿を見て『あ、俺はこっち派だな』と思いました」と明かした。

 井上は前回登板で8回無失点と好投し、今季3勝目をつかんでいた。調子を上げていた左腕の次回登板について問われると、「一応行く予定ではいますけど、他にも待機しているピッチャー陣はいるんで。相談しながらって感じですね」とし、「次回に期待しましょう。温大くんには。井上の方(のハルト)ね」と奮起を促した。