阪神は20日のDeNA戦(甲子園)に8―1で快勝。2位・巨人とはゲーム差なしの首位を堅守した。

 3回には相手のミスも絡んで3点を先制した。一死満塁のチャンスで大山の打球は二直。好機を逸しかけたが、相手先発・竹田の暴投の間に三走が生還し、待望の先制点をもぎ取った。

 さらに前川の打席では当初ファウルと判定された投球が、藤川監督のリクエストの末に死球へと変更。リクエストのタイミングがやや遅れたことから、DeNA・相川監督が名幸球審に確認する一幕もあったが、判定は変わらなかった。

 続く元山の一ゴロの間にさらに2点を追加。相手のミスにも乗じて一挙3点を奪い、試合の主導権を握った。

 藤川球児監督(46)も「(元山は)披露も取れたかなという動きもあった。守りの良さベンチで試合に出てない時も入っているような声がいきますから。若い選手も見習わなければならないところは多くあると思います」とうなずいた。

 6―1となった8回には森下のリーグトップの佐藤に並ぶ35号ソロ。指揮官は「争わなくていいというのが本音ですが、2人選手がそれだけ華のあるプレーヤーであることを誇りに思います。それをファンの方に届けられるのもタイガースとして非常にうれしいこと」と目を細めた。

 援護だけでなく味方の好守もあり、先発・才木浩人投手(26)は7回6安打無失点の好投。3―0の4回には二死一、三塁のピンチを背負ったが、最後は代打・エンカーナシオンを空振り三振に斬って取り、無失点に抑えた。

 指揮官も「投手にヒットを打たれたり、相手に流れがいきそうなところでなんとかしのいで。こちらに流れが向いた」とニッコリ。「いま健康にやれてることを大事にしながら、やっていってもらえたら。チームにとっても非常に大きな選手」と評価した。

 投打がかみ合ってつかんだ大きな1勝。巨人とのし烈な優勝争いが続く中、猛虎軍が本拠地で意地を見せた。