ヤクルトは18日のDeNA戦(横浜)に3―1で勝利した。先発した山野太一投手(27)は8回途中121球を投げ、4安打1失点の快投で11勝目(4敗)。プロ6年目にして初の規定投球回に到達した。

「先に点をやった方が負けると思っていた」と山野。7回までスコアボードに「0」が並ぶ息詰まる投手戦を制したのは、燕の左腕だった。

 安定感が光った。3回まで出塁を許さない圧巻の立ち上がりを披露。4回先頭の度会に左翼線を破る二塁打を許したが、後続をしっかりと3人で打ち取って無失点で切り抜けた。5、6回も三者凡退。7回は二死二、三塁とピンチを背負うも、後続・松尾を三振に仕留めて得点は与えなかった。

 3点の援護をもらった直後8回、一死二塁で代打・エンカーナシオンに対して2度の暴投で1点を失ったが、最少失点で試合をつくった。

 前回登板の9日の同戦(横浜)では6回途中6失点と悔いを残していた山野は「前回と同じやられ方をしないように、工夫した。キャッチャーと多くコミュニケーションを取りながらできた。前回みたいな失敗をしなくてよかった」と胸をなでおろす。

 規定投球回の到達については「うれしい」とした上で「本当に周りの方々の支えのおかげ。調子に乗らず、謙虚に、感謝の気持ちを持って過ごしたい」と感謝を口にした。

 池山監督は「素晴らしい投球内容だと思う。いけるところまでいってもらうつもりでした。球数も体力的にも余裕があったので(8回も)いってもらいました。シーズン残りもしっかり戦ってほしいと思います」と笑顔でたたえた。