パドレスのスター選手のマニー・マチャド内野手(34)が新オーナーの政権下で〝粛清〟対象になっている。
ライバルのドジャースに5年連続で地区優勝をさらわれたが、ワイルドカード争いは1位カブスに1ゲーム差、2位フィリーズに0・5差の3位につけ、直近11試合で10勝1敗と勢いに乗る。ホーム開催の第4シードも射程圏に入れ、ポストシーズンでドジャースにやり返したいところだ。
そんな中で主砲のマチャドの存在が新体制の大きな負担となっているという。パドレスは新オーナーに投資家のクワンザ・ジョーンズ氏、ホセ・E・フェリシアーノ氏夫妻が就任したばかり。39億ドル(約6100億円)の破格で買収し、ドジャースに負けない体制作りが期待されている。とはいえ、一方で大胆な人件費削減も検討しており、真っ先に放出要員として名前が上がるのがマチャドだ。打撃は後半から盛り返したとはいえ、打率2割2分、28本塁打、84打点。主砲としては物足りないばかりか、2023年に締結した11年3億5000万ドル(約546億円)の大型契約が財政を大きく圧迫しているという。
しかし、マチャドにはトレード拒否権があり、放棄したとしても相手先がかなりの年俸の残りを負担する必要があるという。米メディア「アルバット」は関係者の話として「パドレスが契約金の大部分を負担しない限り、事実上、どのチームもあの契約を引き受けようとはしないだろう」と見ている。
さらに「理論上はヤンキース、メッツ、ドジャースと言った資金力のあるチームが獲得に乗り出す可能性もあるが、どのチームも財政の引き締め、長期契約や高額契約を避けているため、獲得できるチームは限られている」と伝えた。
2億5000万ドル(約393億円)以上も残る支払いを考えれば、現実的にトレードは難しい状況。新オーナーによる改革、刷新を大いに期待していたマチャドだが、皮肉にも自らが最も重大な懸案となっている。












