メッツをアクシデントが襲った。本拠地フィリーズ戦の6回だった。二死二塁からクロフォードが一塁線にゴロを放ち、投手マクリーンが一塁方向へと走り、捕球しようと飛び出した一塁手ヤングと激突。マクリーンの右膝がヤングの顔面にモロに入った。

 うずくまって動かないヤングにトレーナーが駆け付け、場内が騒然。リンドアらナインが周囲に集まってマクリーンを励まし、ヤングの様子を見守った。辛うじてトレーナーに言葉を発したが、体を動かすことができず、ストレッチャーに乗せられ、移動カーで搬送された。

 ヤングの捨て身のプレーに観客から多くの拍手が送られる中、ヤングは運ばれる途中で声援が聞こえたのか、右手を上げて「大丈夫だ」とばかりに〝サムアップ〟ポーズ。スタッフもサムアップポーズでこたえ、感動を呼んだ。

 米メディア「ニューヨーク・ポスト」によるとCTスキャンの結果は陰性だったが、グリーン暫定監督は「彼は今も深刻な症状に苦しんでいるが最悪な状況は免れたようです」と話し、リンドアは「尊敬され、愛されている仲間の1人があんな姿になっているのを見るのは恐ろしかった。回復を祈っている」と心配そうな表情を見せた。

 マクリーンは何とか6回を抑えたが、そこで降板。試合後も大きなショックを受けていたという。