右上腕二頭筋の炎症で負傷者リスト(IL)に入っているドジャースの大谷翔平投手(32)の復帰時期に疑念が生じている。ドジャースは優勝マジック1で臨んだ17日(日本時間18日)の敵地シンシナティでのレッズ戦に8―2で快勝し、ア・リーグ西地区5連覇を決めた。過去14年間で13度目、MLB公式サイトによると、1969年の地区制導入後、24回目の優勝は最多だという。

 大谷の復帰についてロバーツ監督は「痛みは全くない」と明かし、「回復は「ほぼ通常通り」と前向きにコメントした。フリードマン編成本部長も「順調に回復している。レギュラーシーズンに復帰してくれると期待している」と語った。最短で復帰可能になる23日(同24日)に戻ってくような口ぶりだ。事実なら明るい材料だが、米メディアは懐疑的だ。

 米スポーツサイト「ヤードバーカー」は「フリードマン氏はレギュラーシーズン中に復帰すると予想していると語ったが、何打席に立つことになるか言及しなかった」と指摘。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は「ロバーツ監督によるこのスーパースターに関する最新情報は、彼が復帰可能になった時点ですぐに復帰できるという確信を抱かせるものではなかった」とバッサリ。実際、IL入り時のロバーツ監督の発言は二転三転。最終的に決断の遅れを認めている。

 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」も「23日に復帰可能となるが、ロバーツ監督は復帰時期を明言しなかった」と失望感を表すと問題点をを指摘した。

「(23日復帰なら)最大5試合(出場)ではタイミングを合わせる余裕はほとんどない」。復帰しても万全の状態でポストシーズン(PS)に臨むのは難しいということだ。

 レギュラーシーズン中の復帰を匂わせながら、PSにぶっつけ本番という可能性が高い。アーチ量産を見たいところだが、期待半分といったところか。