ドジャースが17日(日本時間18日)に5年連続の地区優勝を決めた。一方、本拠地で屈辱のシャンパンファイトを行われたレッズでは、ドジャースの攻撃陣にメッタ打ちにされて今季のナ・リーグ最悪となる15敗目を喫した右腕に「36億円問題」が浮上している。
先発したブラディ・シンガー投手(30)は初回から不振のタッカーに2ランを浴びて先制を許し、2回もタッカーの適時打などで2失点。4回にはマンシー、デパウラの連続適時打でさらにリードを広げられ、結局3回1/3で9安打、6四死球、7失点という散々な結果に終わった。
シーズン15敗はメジャー全体のワーストタイ。防御率5・67も規定投球回に達した投手の中で最低の成績だ。2024年11月にロイヤルズからトレードで加入したシンガーは昨季14勝(12敗)と奮闘。しかし、今季は6勝止まりで黒星を大幅に先行させてしまっている。
右腕は今オフにFAとなる予定だが、こうした状況を受けてレッズ側が来季の1年契約をまとめるための「クオリファイング・オファー(QO)」を打診するかが微妙になってきているという。今オフのQO額は2300万ドル(約36億円)程度と見込まれ、「MLB公式サイト」は「2300万ドルの価値があるかが問題になりつつある」とし「トレード期限までにトレードされなかったことで当初は可能性が非常に高いとみられたが、状況が不透明になってきている」と報じた。
勝負の世界である以上、成績が伴わなければ容赦なく切り捨てられる。だが、シンガーは勝ち星の数や防御率だけでは計れない価値があるという。それがタフネスぶりとマウンドにかける姿勢で「シンガーは過去2シーズン、ケガで一度も先発登板を外れなかったレッズで唯一の投手。過去5シーズン連続で150イニング以上を投げ、3シーズン連続で30試合以上先発した6人のMLB投手のうちに一人だ」。レッズのフロント陣は少々の痛みで泣き言も言わないシンガーを「若手先発投手たちの良い手本と捉えている」という。
162試合の長いシーズンを戦うMLBでは、勝敗よりもマウンドに立ち続けてイニングを消化してくれる投手の方に重きを置く傾向もあるが――。












