巨人が29日の阪神戦(甲子園)に1―4で敗れ連敗。首位・阪神に優勝マジック「23」が点灯し、巨人の自力優勝の可能性が消滅した。
約二か月半ぶりの一軍マウンドとなった先発・田中将は初回から3回までは要所を締める投球で無失点としていたものの、両チーム無得点で迎えた4回には佐藤の安打と高寺への申告敬遠で二死一、二塁のピンチを招き、坂本、元山と連続適時打を浴びて2失点。続く5回にも大山に適時打を浴びてさらに1点を失うと、無念の5回途中3失点で降板となった。
苦難は続き、6回から3番手で登板した赤星は回またぎとなった7回に一死から虎の強打者・森下の左手首付近に死球を与えるアクシデントで、森下はそのまま交代。虎党から尋常ではない声量の大ブーイングをお見舞いされた。これで調子を崩したのか、その後に大山に適時打を浴び、さらに追加点を献上した。
打線は相手先発・大竹を前に突破口を見いだせず、7回まで無得点。8回に浦田の適時内野安打でなんとか1点を返したが、反撃はここまでで痛恨の連敗を喫した。
橋上秀樹監督代行(60)は「なかなか大竹投手を打ちあぐねてしまって。やっぱり先に点を取れるに越したことはないんですけどね、なかなかちょっと点を取れる感じはなかったですね」と首をひねり、不発に終わった先発右腕については「本当に強力な相手打線でしたけども、非常に丁寧にテンポもよく放ってくれましたんで。十分にいいピッチングだったと思います」と評価した。
4回に高寺への申告敬遠を選択し、坂本との勝負を選んだ理由については「やはり次の打者との兼ね合いということで、ベンチとしての選択でした。結果を考えれば選択ミスだったと言わざるを得ない」と明かし、首脳陣の責任を強調した。
天王山の戦いは負け越しが決定し、自力Vの可能性も消滅。それでも指揮官は「いつも言っているように、相手どうのこうのというよりは、自分のチームが目の前の試合を精いっぱい戦って勝っていくっていうこと以外、他はないと思いますんでね。どんな状況でも1個1個の勝ち星を積み重ねてね、シーズンを全うしたいという風に思いますけど」と前を向いた。












