巨人の井上温大投手(24)が5日の広島戦(マツダ)に先発し、先発し、7回7安打無失点の快投で自身初となる2桁勝利を達成。10勝の大台に到達し、先発の柱へ成長した姿を敵地で堂々と証明した。
投球だけではない。細かなプレーにも勝負への執念がにじんだ。初回、ファビアンに右前打を許したものの、続く坂倉の投ゴロには素早く反応。飛びついて捕球すると、膝をつきながら一塁へ送球する好フィールディングでピンチを切り抜けた。
2回には一死から連打を浴び、一、二塁のピンチを背負ったが、石原を遊ゴロ併殺に仕留めて脱出。3回二死一塁では菊池の動きを見逃さず、けん制で刺して流れを渡さなかった。その後も安打で走者を背負ったが、要所を締めてスコアボードにゼロを並べた。
進化を支えたのは、武器である直球に加わった新たな引き出しだ。杉内俊哉投手チーフコーチは「はると、10勝したの良かったねえ~。まっすぐ良かったね。暑い中よく7回までいってくれました」とねぎらうと、「まっすぐはもともといいので。あとはカットボールが良くなったから。カットで空振りとかファウルとか打たせられるようになってからですよね。幅が広がったのは」と、変化球の成長を評価した。
さらに「ピンチでもまっすぐは力があって、それにカットが加わっただけで、ピンチでも動じることなく投げられるようになった。それは大きいですよね。引き出しが増えたんでしょうけど」と、頼もしさを増した左腕の進化に目を細めた。












