ドジャースに2年連続のサイ・ヤング賞左腕、タリク・スクバル投手(29=前タイガース)が電撃加入し、チーム内の勢力図にも変化が起きそうだ。
チームはややブレーキがかかりながらもナ・リーグ西地区の首位を独走。3日(日本時間4日)のトレード期限前には市場で最大の目玉だったスクバルを若手有望株3人と引き換えに獲得し、またしても超大型補強に成功した。ただでさえ強力だった布陣がさらに鉄壁となり、他球団のファンや米メディアから激しい反発を巻き起こしている。しかし、補強は目標を達成するための手段。フロント陣もできる限りの手を打ち、現場を支えている形だ。
ますますスター集団化が進んだ一方、悩ましくなるのが〝序列〟だ。米メディア「FANSIDED」は4日(同5日)、各球団のポストシーズンの先発ローテーションを占い、ドジャースでは1番手にスクバル、2番手に山本由伸投手(27)の名前を挙げた。
その理由について「ドジャースは前年のワールドシリーズMVPである山本由伸に第1戦の先発を任せる可能性もあるが、ロサンゼルスがわざわざスクバルを獲得したことには理由がある」とし「スクバルが万全のコンディションであればメジャー最高の投手であり、豊富で破壊力抜群のレパートリーを比類なき制球力で操る」と指摘した。
とはいえ、山本は昨年の頂上決戦で歴史的な連投を見せるなど精根尽きるまで右腕を振り、ロバーツ監督もドジャースの「エース」と認めている。スクバルが昨季まで2年連続で獲得したサイ・ヤング賞にはまだ届いていないが、通年での実績では左腕に軍配が上がるということか…。同メディアは「山本も鉄のようなタフさを持ち、厳しいプレッシャーがかかる状況でも難局を乗り切れることを証明してきた」と評しているものの、格付けではスクバルをトップとしている。どちらもすごいが〝エース論争〟は今後、過熱していくことになりそうだ。
また、左ヒザの負傷で7月3日(同4日)のパドレス戦を最後に登板していない大谷翔平投手(32)は、3番手のスネルに次ぐ4番手候補でグラスノーと並べられた。
同メディアは「スネルは来月には復帰する見込みで、本来の調子を取り戻せば(スクバルと並ぶ)もう一人の2度のサイ・ヤング賞受賞者を送り出すだろう」と予想し「大谷はヒザのケガを治すために投手として離脱中だが、健康な時は14試合に先発して防御率1・79を記録するなど全く打てない投手だった。グラスノーも復帰に向けて調整中だが、昨年10月にリリーフとして好投した」と評している。












