ドジャースの大谷翔平投手(32)の投手復帰が不透明な現状に、ドジャースがタイガースのエース左腕タリク・スクバル投手(29)の獲得に本腰を入れるとの見方が29日(日本時間30日)に急速に強まった。

 大谷は28日(同29日)のマリナーズ戦後、左ヒザが完全回復に遠く、上腕二頭筋に違和感が残っていることを明かし、「9月の最後、ポストシーズン、そこに間に合えばいいのかなっていうのは、僕もチームも共通認識だと思います」と復帰時期を示さなかった。

 これを受けてMLB公式サイトは「大谷に疑問符が付く中、ドジャースはスクバル獲得へ猛プッシュするのか?」と、8月3日(同4日)のトレード期限を前に過熱するスクバルの移籍情報を紹介した。

 米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者は球界ではスクバルが期限までにトレードされるとの見方が強いとした上で、「ブルワーズやレイズ、ブレーブスも獲得に動くとみられているが、ほとんどの人が、最終的にはドジャースがスクバルを獲得するという考えを受け入れている」と語った。

 ドジャースでは離脱しているスネル、グラスノーの復帰が近づいているため、スクバル獲得のためにトップクラスの有望株を放出する必要があるのかとの疑問も出ていた。しかし、MLBネットワークのジョン・モロシ記者は自身のX(旧ツイッター)で「大谷が投手として出場できるかを巡る疑問により、ドジャースのスクバルへの関心は高まっている」と指摘。

 スクバルは29日に先発したオリオールズ戦で7回二死に降板する際に本拠地のファンからスタンディングオベーションを送られた。ファンは別れを覚悟している。ドジャースはワールドシリーズ3連覇のために“悪の補強”をするのか。