ドジャース・大谷翔平投手(31)のローテ復帰の青写真が見えてこない。大谷は左ヒザの炎症のためにブルペン投球を見合わせているが、28日(日本時間29日)の試合後に右上腕二頭筋も万全でないことを明かしている。「二頭筋ももちろん100ではない。そこもどの程度までプッシュするのかというか、そういう判断になってくる。まだ7月ですし、9月になってどう判断をするのか、というのはその都度決めたい」と米メディア「スポーツネットLA」などに話している。

 3日(日本時間4日)のパドレス戦以来、登板がなく、16日(同17日)にブルペン入りして状態が悪化し、25日(同26日)のブルペン投球を取りやめた。大谷は「(左ヒザは)注射をしてかなりよくなったのは間違いない。そこで痛みがゼロになることはないのかなと思う。そこはオフシーズン次第。リハビリをこなしながらどこまでゼロに近づけるか」と厳しい現状を話している。

 幸い、離脱中のスネルとグラスノーの復帰が近く、打撃の調子もいい。復帰をあせることなく、ロバーツ監督は「上半身、つまり腕に負担がかかると下半身にも影響が出る。だからその影響を軽減するために投球練習を中止にした。まず第一にヒザをケアし、100%の状態でない腕で球速を出させないようにしたかった」と事前にブレーキをかけたとし、プレーオフに登板しない選択肢について「何が怒るか分からないが、私としては(投げない可能性は)極めて低いと思う。われわれは今、彼の健康状態を万全にするためにあらゆる手を尽くしている」と10月を見据えた〝復活ロード〟をうかがわせた。

 米メディア「IBタイムス」は「大谷の症状が完全に消失するまで投球練習は再開されない見込みだ。球団は今のところケガが管理可能な範囲にとどまると楽観視しているが、さらなる悪化のリスクを避けるために辛抱強く待つ姿勢だ。ポストシーズンで二刀流として起用できることが、7月、8月にローテ復帰させることよりも重要だと考えている」と見ている。8勝2敗、防御率1・79の大谷の今季はここまでとなるのか…。