ドジャースの大谷翔平投手(32)は7日(日本時間8日)の本拠地ロッキーズ戦の初回に2試合連続の20号を放ち、メジャー通算300本塁打を達成した。打者出場1102試合目での達成は史上5番目のスピードだ。今後、何本積み重ねるのか注目されるが、米メディアでは「400」を通り越して「500」が話題だ。過去28人しか達成していない大偉業だが、ロバーツ監督が500本塁打達成に太鼓判を押したことでクローズアップされた形だ。果たして壁をクリアするのは何年後か。ドジャースの番記者の見解は――。
大谷が歴史に名を刻んだのは初回先頭だった。右腕ロレンゼンの2ボールからの3球目、ほぼ真ん中の93・3マイル(約150・2キロ)のシンカーを豪快に振り抜いた。角度19度、打球速度112・2マイル(約180・6キロ)の弾丸ライナーで中堅左に運んだ。2試合連発の20号は通算170人目、日本選手初の300本塁打だ。飛距離409フィート(約124・7メートル)の文句なしの一発だった。メジャー移籍後、右ヒジ、左ヒザ、右ヒジ、左肩と4度の手術を乗り越えて史上5番目のスピード達成。今後のアーチ量産への期待が膨らむ。
次なるターゲットは400号だが、米メディアは「500本塁打クラブ」が話題になっている。達成者は28人で、薬物疑惑のある7人と投票資格がまだないプホルスを除く20人が米野球殿堂入りしており、「クーパーズタウン(米野球殿堂)行きのチケットを手にした」と言われる大偉業だ。
きっかけは6日(同7日)のロッキーズ戦後の会見でロバーツ監督が「僕らはいつも500本塁打クラブの話をしている」と話したからだ。そのため一気に注目された。
メジャー9年目で300号。特に長距離砲と覚醒した2021年から25年の5年間で233本塁打しており、年間46・6本とペース的には余裕だ。ただ、投打二刀流の多大な負荷、ケガや故障、経年変化の3つの不安があり、順調に伸ばす保証はない。密着取材しているドジャースの番記者から疑う声はゼロだ。
4年後の30年と最も最短での達成を予想するのはロサンゼルス・タイムズ紙のマディー・リー記者だ。
「もう手術は受けないだろうから、年50本を目安として」。二刀流の負荷は関係ないと見る。
米スポーツサイトのジ・アスレチックのケイティ・ウー記者は5年後の31年だ。
「理由は来年、(新労使協定の交渉でもめて)何試合あるかわからないため。そうならないことを願っているけど」。現在の労使協定は12月1日に期限を迎えるが、オーナー側が主張しているサラリーキャップ制導入に選手会が反発。ロックアウトは必至と見られ、開幕の遅れ、さらにはストライキでの試合数の大幅減も予想されている。来季が通常通りに開幕すれば達成は5年後より早くなるという。
同じジ・アスレチックのファビアン・アルダーヤ記者は「6年後の32年だ」。「年間40本として、ケガの可能性と労使協定を含んで少し余裕をもって予想」と説明した。
MLB公式サイトのソーニャ・チェン記者も6年だ。「年間30~40本塁打とするとそのくらいかかる」と年平均に余裕を見ている。
カリフォルニア・ポスト紙のジャック・ハリス記者はドジャースとの10年契約が満了する7年後の33年とした。「毎年50本打ち続けるのは難しいだろうから」。大谷はGOATではあるが、人間ということだ。
最後はオレンジカウンティー・レジスター紙の重鎮ビル・プランケット記者だ。「8年後の2034年」と何と40歳での達成を予想した。「300本までに9年かかったから、残り200本はもう少し短いと思うのと、来年は60試合ぐらいしかなさそうだから」
大きなケガや故障がなければ大谷は間違いなく「500本塁打クラブ」入りするだろう。何年後になるか分からないが、その日が楽しみだ。












