阪神は2日の中日戦(甲子園)で延長11回に2―3で惜敗し、ヤクルトと並ぶ2位に後退した。
敗れはしたものの、右ヒジのトミー・ジョン手術を受け、長いリハビリを乗り越えた2023年ドラフト1位・下村海翔投手(24)が待望のプロ初登板初先発。5回6安打2失点で初勝利はお預けとなったが、存在感を見せつけた。
4回まで150キロを超える直球に多彩な変化球を織り交ぜ、竜打線を翻弄。2点リードの5回には無死一、三塁から鵜飼、一死一、二塁から岡林に適時打を浴びて同点とされたが、最後は村松を空振り三振、細川を右飛に仕留めて踏みとどまった。試合後は「緊張して少し力みながらの投球にはなったんですけど、腕を振って相手に向かっていくことだけは決めていました。点は取られましたけど、向かっていけたと思います」と振り返り、マウンドに送り出した藤川監督も「十分に力強くやってくれた」とたたえた。
下村は2002年生まれの〝佐々木朗希世代〟。同学年には佐々木以外にも宮城(オリックス)、岡林(中日)、長岡(ヤクルト)ら第一線で活躍する選手がそろう。一方で虎ナインでは及川が昨季66試合に登板し、防御率0・87をマークする活躍を見せたが、石黒、椎葉ら〝これからの選手〟も多い。
今季一軍デビューを果たした23年のドラ6右腕・津田も「同期なんで野球以外の話もしたりしますし、刺激になります」と下村の初登板を見守りながら「(同学年の)みんなで活躍できたら一番うれしいですね」と言葉に力を込めた。
約2年間のリハビリを乗り越え、聖地のマウンドを踏んだ下村の姿をきっかけに〝虎の朗希世代〟がここから巻き返していく。












