ナ・リーグ西地区で首位を独走するドジャースを追うパドレスが大ブレーキだ。1日(日本時間2日)に敵地シカゴで行われたカブス戦で3―23という衝撃的なスコアで大惨敗。2日(同3日)から始まるドジャースとの直接対決4連戦を前に5連敗を喫した。
悪夢の始まりは先発した元ドジャースのウォーカー・ビューラー投手(31)だった。初回から鈴木にMLB通算100号となる3ランを献上したばかりか、降板する4回までに3発を食らって大量9失点。カブス打線を完全に勢いづかせ、計8被弾を含む17安打の猛攻を浴び、1977年以来、およそ半世紀ぶりの球団ワースト失点記録に並んだ。
ビューラーは2024年までドジャースに在籍し、同年のワールドシリーズシリーズでは胴上げ投手にもなった。この日の先発は今季17試合目で5勝を挙げ、6月は5登板のうち4試合で5回以上を投げてすべて1失点だった。
その右腕が信じられないほどの大炎上となり、米メディア「クラッチ・ポインツ」は「パドレスにとって影響は甚大だ」と断じた。その理由として挙げたのは「ビューラーは単に夏場を乗り切るためだけでなく10月のポストシーズンを戦うためのローテーション投手として獲得され、信頼を寄せられた」という点だ。「その投手が4回で9失点となれば、1試合だけの敗北にとどまらず、ブルペンに負担をかけ、今後の調整や休養、さらに役割変更について難しい議論を迫られることになる」と、今後の内容と結果次第では〝ローテ剥奪〟も視野に入れなければならないとみている。
パドレスはメジャー最低クラスの得点力不足にあえいでいるだけに、投手陣がいかに傷口を最小限にとどめるかが勝利への鍵となっている。投手陣まで崩れるようであれば、いよいよ12ゲーム差で追いかけるドジャースどころではなくなる。背後に迫る3位のダイヤモンドバックスとは0・5差しかない。
連敗が始まった6月27日(同28日)のドジャース戦は「3―15」。それ以降は「17得点」に対して「54失点」ともはや歯止めも利かなくなっているが…。このままでは宿敵の背中は遠のくばかりとなりそうだ。












