低迷するメッツのオーナーのスティーブ・コーエン氏(70)がついに口を開いた。1日(日本時間2日)の敵地ブルージェイズ戦も打線が奮わず3―9と完敗。リーグ東地区でぶっちぎりの最下位に沈んでいる。

 メンドーサ監督が解任に追い込まれ、運営責任者のスターンズ氏、もしくはコーエン氏にまで責任追及の声が及ぶ中、コーエン氏は米メディア「ニューヨークポスト」に「非常に心配している。優れたチームは選手を育成し、後継選手を次々と輩出する。昨年を振り返った時、育成システムにおおむね満足していた。しかし、そのシステムは後退している。育成がすべて直線的に上昇していくようなものではありません。客観的に見てどうすればもっとよくなれるか、と考えている」と若手の伸び悩みを課題に挙げた。

 ケガ人続出と補強組の失速で投打ともに不安定な状態が続き、ケガから復帰したリンドアも巻き返しの起爆剤までに至っていない。ビエントス、ベイティ、マウリシオらが期待を下回り、奮闘しているのは主砲ソトとユーイング、リリーフ陣くらいだ。

 コーエン氏は続けて「選手をフィールドに出せなかった期間や若手のパフォーマンス不足があり、後退を余儀なくされた。助けはどこからかやってくるのか、それが気になります。何とか解決策を見いださなければ2027年もさらに厳しい状況になりそうです。育成システムから選手が昇格し、既存戦力を強化するような動きになるのでしょうか…。あるかもしれないし、ないかもしれない」と歯切れが悪かった。

 またポッドキャスト「ザ・ショー」にも出演し、スターンズ氏に引き続き編成を任せる考えを明かし、不仲説もあったソトとリンドアの関係については「それは去年の話です。問題ではありません。彼らがどこかに行くこともありません」と信頼を寄せているとした。