ナ・リーグ東地区の首位を独走するドジャースで〝正妻問題〟が過熱している。

 発端は24日(日本時間25日)のツインズ戦で大谷翔平投手(31)は8勝目を挙げたが、バッテリーを組んだダルトン・ラッシング捕手(25)との意思疎通に課題を残した。2回にサイン交換がかみ合わず捕逸で失点。マウンドに集まり、大谷が顔を至近距離に近づけて言葉をかけた。3回以降は大谷が配球を決めてサインを送ったが、それ以上に米メディアが問題視したのは捕手としての姿勢だ。

 低めの投球がボールと判定されると大谷はボール・ストライクをロボット審判に委ねるABSチャレンジを要求。すると、大谷を盛り立てる側のラッシングが自ら首を振り、ミットを使って「低い」とのジェスチャーを送った。しかもABSの結果は大谷の見立て通りの「ストライク」に覆ったのだからバツが悪いことこの上ない。

 このやりとりを「ラリー・ブラウン・スポーツ」は25日(同26日)も問題視。「ラッシングのストライクゾーンに対する理解が不十分であることを露呈したのは今回が初めてではない。彼は相手選手に対する言動でも物議を醸してきた」と指摘した上で「今回、自チームのチームメートに対しても一線を越えてしまった。彼が教訓として今後態度を改めるかどうかが注目される」と注視していく構えを見せた。

 また、地元紙「カリフォルニア・ポスト」(電子版)も「責任はラッシングにあり、ラッシングだけにある。ラッシングが大谷を怒らせることなく、どう連係するべきかを見いだせないのであれば、ドジャースはそれを実現できる人を見つけるだろう」と手厳しく「ラッシングに替わりはいるが、大谷はそうではない」。あくまでもラッシングが大谷に合わせるべきだと訴えた。

 大谷自身は今回の一連の出来事を前向きに捉え、ラッシングも反省を口にしたが、味方の投手よりも自分の主張を前面に押し出した行為は重く受け止められている。