ドジャースの大谷翔平投手(31)は24日(日本時間25日)、敵地でのツインズ戦に「1番・投手兼DH」で先発し、6回を5安打3失点(自責点2)で8勝目(2敗)を挙げた。打者でも5打数2安打1打点と結果を残し、チームは4―3で逆転勝ちした。

 ただ捕手のダルトン・ラッシング(25)と意見が合わず、マウンドに不穏なムードが漂う場面もあった。1点リードの2回一死満塁のピンチでラッシングの捕逸で同点となり、マウンドに駆け寄ったラッシングに大谷は険しい表情で言葉をかけた。さらに二死二、三塁からクライドラーに対してカウント1―1からの低めへのスイーパーがボールと判定されると大谷は帽子を叩いてABSチャレンジを要求。しかし、ラッシングはミットを下げながら「ノー」と首を振ったが、チャレンジは成功してストライク判定に覆った。

 その直後にクライドラーに中前へ2点適時打を浴び、大谷はこの回3失点。この回を終えるとロバーツ監督がラッシングを横に座らせ、肩を組んで話し込み、フレディ・フリーマンやマーク・プライアー投手コーチもラッシングに声をかけた。正捕手ウィル・スミスの離脱によりラッシングとのバッテリーはこの日が3回目だったが、新相棒との連係不足が浮き彫りとなった。

 大谷がマウンドで厳しい表情を見せるのは珍しく、米老舗誌「スポーツイラストレイテッド」電子版は「大谷翔平とダルトン・ラッシングと意見の相違」と速報。「大谷がチャレンジを求めた複数の投球をめぐり、大谷とラッシングの間で意見の食い違いが生じた。ラッシングの承認を待たずに大谷自身がチャレンジを要求したケースでは、結果として大谷の判断が正しかった」と詳細を伝えた。

「この若き捕手は、二刀流のスター選手である大谷との連係について『まだ互いを知る段階にある』と認めていた。バッテリーを組む3度目となる今回も、その状況は変わっていないようだ」「ちなみに、3回には大谷自身が投球のサインを出し始めたように見受けられた。その回、彼は打者3人から三振を奪う『三者連続三振』を記録した。今シーズン、スミスと組んだ最初の10回の先発登板で、大谷が許した自責点は計5点。一方、この試合を迎えるまでにラッシングと組んだ2回の先発登板では、計7点の自責点を喫していた」とラッシングとのコンビには大きな問題があるとした。