ドジャースの大谷翔平投手(31)は24日(日本時間25日)に敵地ミネアポリスでのツインズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、6回を5安打3失点(自責点2)、8三振2四球で8勝目(2敗)を挙げた。打者24人に89球で、最速101・7マイル(約163・7キロ)をマーク。防御率1・58。チームは4―3で勝って3連勝で今季最多の貯金23とした。

 まさかの展開は1―0の2回だった。3本の安打を浴びて一死満塁とされるとギアを上げた。9番クライドラーへの初球、この日最速の101・7マイルのフォーシームを捕手ランシングが捕球できずに捕逸となり、三走が生還して同点。プライアー投手コーチがマウンドを訪れて間を取ったが、大谷が強い口調で何かを伝える場面もあった。一死二、三塁でカウント1―2から内角の101・4マイル(約163・2キロ)のフォーシームでゴロを打たせたが、前進守備の遊撃の横を抜けて、2者が生還して1―3と勝ち越された。失点はこの回だけだった。

 自身の適時打などで3回に4―3と逆転。3回裏は3者連続三振で圧倒した。4回二死後に四球と二塁打でピンチを招くが無失点。5回を終えて59球だったが、6回に20球を費やしたことでここで交代。規定投球回に1回1/3届かなかった。

 この日はフォーシームの平均球速が99・8マイル(約160・5キロ)で、100マイル(約160・9キロ)超が16球とサイ・ヤング賞級の投球だった。心配されていた右手中指を気にしたのは初回に先頭打者のラーナックを1球で打ち取った直後くらいだった。一方、ベンチでは左ヒザを気にする仕草が見られた。

 打者では2点を追う3回無死二塁で右腕ライアンの初球、外角低めの80・3マイル(約129・2キロ)のチェンジアップを捉え、痛烈なゴロは中前適時打となった。その後、四球と安打で一死満塁とするとマンシーが右前適時打。大谷は同点のホームを踏んだ。さらにコールの右犠飛で勝ち越した。9回一死無走者では4番手の右腕モリスのカウント1―1からの3球目、真ん中低めの88・1マイル(約141・8キロ)のチェンジアップをライナーで右前に運んだ。マルチ安打は今季25度目だ。

 初回先頭は打球速度110・7マイル(約178・2キロ)の右直。4回二死無走者は空振り三振。7回先頭は昨季まで同僚だった左腕バンダに見逃し三振。判定は四球だったが、ABSチャレンジで判定が覆った。

 投打二刀流で勝利に貢献。第2子誕生後、最初の登板で白星を手にした。忘れられない1勝になっただろう。