DeNAは2日の広島戦(横浜)を3―3で引き分け、10カード連続となる負け越しが決定。最下位・中日と1・5差の5位に沈むチームは、長引く低迷からまだまだ抜け出せずにいる。

 3―1の2点リードで迎えた9回。クローザーとして山崎康晃投手(33)の名がコールされると盛り上がったのはベイ党よりも、左翼席に陣取った鯉党たちだった。

 この日で今季23試合目の登板となった右腕の防御率は、試合前時点で5・23。前回登板のカード第1戦(6月30日、広島)でも1点リードの9回に登板したが、4失点と大炎上し敗戦投手になったばかりだった。守護神と呼ぶことはできない壊滅的な防御率、鯉党たちによる屈辱的な「ヤスアキジャンプ」がプロ通算246セーブを記録している男の現状を残酷なまでに物語る。

 この日も制球がまとまらなかった山崎は先頭・佐々木をストレートの四球で歩かせると、続くファビアンにも2者連続の四球としてしまい、あっという間に無死一、二塁。球場の右半分が嫌な予感で青ざめる中、ここまで右腕に信を置き守護神としての起用を継続してきた相川監督も、イニング途中で山崎を降板させることをついに決断した。

 6番手として緊急登板を余儀なくされた宮城も悪い流れを食い止めきれず2失点。自責点が山崎についたことで防御率はついに6・10まで悪化した。

 スコアは3―3の同点となり、その後は長い長い延長戦へ突入。3時間30分程度で終わるはずだったゲームは、結局最終12回までもつれ込んだこともあり、セパを通じて今季最長となる5時間21分の超ロングゲームとなった。DeNAは8人。広島は6人の中継ぎ投手をこの一戦に投入。まさに過酷な消耗戦となった。

 試合後の相川監督は山崎を降板させた経緯について「なかなかストライクを取るのに苦しんでいたので決断させてもらいました」と振り返る。今後の起用法については「考えます」と語るにとどめた。