阪神は1日の中日戦(甲子園)が今季11度目の雨天中止となり、選手たちは2日の同戦に向けて室内練習場で調整した。
チームは巨人、ヤクルトとシ烈な首位争いを繰り広げているが、気がかりなのは救援左腕の状態だ。昨季、66試合に登板して驚異の防御率0・87をマークした及川は今季の18登板で同5・17。前回6月27日の広島戦(マツダ)では2/3イニングを無失点で抑えたが、前々回の同17日の楽天戦(甲子園)では1イニングで3失点(自責1)と波に乗り切れていない。
さらに桐敷も同22日に一軍登録されながら、登板機会がないまま同26日に出場選手登録を抹消。ファームでの巨人戦(28日、SGL)で先発を務めたが、3回3安打2失点と立ち上がりに苦しんだ。2023年に最優秀中継ぎ賞のタイトルを獲得した鉄腕も、今季18試合で防御率7・04と状態を上げられずにいる。
一方で藤川球児監督(45)がシーズン前に掲げた「右の速球派リリーフの台頭」は工藤、木下ら若虎の奮闘もあって一定の成果を見せつつある。それでも猛虎ブルペン陣全体の安定感には課題が残る。
左腕不足を補う一手として、同30日には前カブス3Aの左腕・セベリーノの獲得を発表したが、NPBでの経験はなく未知数。即戦力としてどこまで計算できるかはフタを開けてみなければ分からない。
度重なる雨天中止の影響もあり、9月以降に振り替え試合が組み込まれる見込みで、終盤戦の過密日程は避けられない。それだけに救援陣の層の厚さが勝敗を分ける場面はさらに増えてくる。球界OBからも「連覇を目指すなら実績のある桐敷や及川、岩崎がもっと頑張らないと厳しい。去年は右の石井だけじゃなくて及川が1年間安定して投げていたから優勝できた」と指摘する声が上がる。
2リーグ制後初の連覇の行方は、実績あるリリーフ左腕たちの巻き返しが左右するかもしれない。












