阪神・藤川球児監督(45)が復帰ロードを歩む近本光司外野手(31)に確かな手応えを口にした。
近本は4月26日の広島戦(甲子園)で左手首付近に死球を受けて骨折。長いリハビリ生活を続け、今月1日にSGLスタジアムで負傷後初となる実戦形式のシート打撃に臨んだ。計5打席に立ち1打席目には育成右腕・松原の外角球を逆らわずに左前打。以降は三振もあったが、力強いフルスイングも披露し、復帰へ着実に段階を上っている。
その映像を藤川監督も確認し、中日戦(甲子園)が雨天中止となったこの日「左手に力がグッと入ってましたね。本人の中では入りすぎと思うのかもしれないですけど」と頼もしげに語った。「トップの選手のリハビリといいますかね。鬼気迫るものが映像にはきっちりと見えてますけどね。それがやはりプロである理由ですから。いいリハビリを送ってくれていると思います」。もちろん、拙速な判断は避ける方針だが「非常にいい危機感と集中力を高めた状態でリハビリのシート打席に入っているなというふうには取れましたので。プロらしい姿でしたね」と早期の復帰に期待を込めた。
近本は離脱後の5月1日からリハビリを開始し、6月30日に屋外でのフリー打撃を再開。不動のリードオフマンだった近本が不在となって以降、1番打者に高寺や立石、岡城らが起用されてきたが、不安定な状態が続いている。若手が大きな経験を積める機会となった一方、出塁や走塁、中堅守備、そして打線全体に与えるリズムが近本に及んだかといえば疑問が残る。
やはり近本が戦列復帰となれば景色は大きく変わるに違いないが、藤川監督は静かに帰還を待つ。












