メッツ球団公式サイトは24日(日本時間25日)にメッツのフアン・ソト外野手(27)がドジャースの大谷翔平投手(31)とのナ・リーグMVP争いを制するためにすべき4つのことを提言した。

 今季のナMVP争いは2023年の2度目の右ヒジ手術から投手に完全復帰する大谷の3年連続5度目の受賞が早くも有力視されている。そんな中、ソトが23日(同24日)に「彼は(MVPの)レベルを維持した方がいい。僕が追いつくからね」と宣言、複数の米メディアが報じた。しかし、大谷が離脱しなかった場合、逆転困難との見方が大勢だ。

 同サイトが提言した1番は「スロースタートを避ける」だ。大谷とは異なり、登板しないソトは打撃で上回る成績を残す必要がある。しかし、昨年は開幕から出遅れた。大谷は昨季、野手として55本塁打、wRC+172、fWAR7・5をマーク。一方、ソトは43本塁打、wRC+156、fWAR5・8を記録した。

「ソトはシーズン序盤は本来の力を発揮できず、5月29日までの55試合でわずか8本塁打、wRC+112、fWAR0・6という成績にとどまった。しかし、その後は間違いなくナ・リーグのトップ野手だった」

 5月30日以降、ソトのfWARA5・2はリーグ1位、35本塁打で同2位タイ、31盗塁も1位だ。「もしソトが2026年のシーズンを通してそのペースを維持できれば、ナ・リーグMVPレースはさらに面白くなるだろう」

 2番目は「走り続けろ」だ。昨季の最大のサプライズの一つは、ソトが盗塁を重ねたことだ。従来の最多12を3倍増以上38盗塁をマーク。リーグトップに並び、盗塁死4だった。24年に大谷はDH専任で史上初の50―50をマークしたが、昨季は20盗塁。

「彼が二刀流を担う限り、この傾向は今後も続く可能性が高いため、盗塁はソトにとって明確な優位性を発揮できる分野となる。ソトはスピードスターではないが、優れた出塁能力により、盗塁の機会も豊富だ」と指摘。史上7人目の40―40を達成すれば大きなポイントを稼ぐだろう。

 3番目は「守備力の向上」だ。「ソトは2018年のルーキーシーズン以来、守備面でメジャーリーグで最も劣る右翼手の一人である」とするも、左翼を守る今季は「ゴールドグラブ賞級の野手になる必要はない。投票者の目に守備がそれほど目立った欠点にならない程度にまで成長すればいい」とした。

 最後は「ナ・リーグ東地区優勝」だ。一昨年のMVP投票でメッツのリンドアが2位に評価されたのはチームのプレーオフ進出に貢献したから。「ソトは大谷を王座から引きずり下ろすためにあらゆる優位性を見つける必要があり、メッツを10年以上ぶりの地区優勝に導くことが強力な援護となるだろう」

 21年のMVP初受賞以降、大谷が選ばれなかったのは22年だけ。その年、栄冠を手にしたヤンキースのジャッジがア・リーグ記録を更新する62本塁打を放った。この4つを達成しても二刀流「完全体」の大谷に勝てる保証はない。