メッツの大砲、フアン・ソト外野手(27)が25日(日本時間26日)、本拠地でのカブス戦で3試合ぶりに復帰。守備には就かず「3番・DH」で先発出場し、3打数1安打をマークした。

 最悪の事態は免れた。ソトは23日(同24日)の同戦で背中の張りを訴えて途中交代。24日(同25日)に行われたダブルヘッダーを2試合とも欠場し、状態が不安視されていた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)は「悪夢の連続だったメッツにとってIL(負傷者リスト)入りはさらなる悪夢となっていたはずだ」「試合開始時点で打率2割9分9厘、OPS0・965、17本塁打のソトは打線の中で唯一結果を残している選手の一人だった」と評し「ソトの状態は日ごとの経過観察で済むという期待は当たった」とまずは安堵感をにじませた。

 ただ、今季のソトは4月にふくらはぎの肉離れで15試合欠場。他の主力選手も軒並みIL入りし、リンドアは約2か月ぶりに復帰したばかりで、ロベルトは腰椎椎間板ヘルニア、ポランコは左アキレス腱と右手首、セミエンも股関節の負傷など戦力がそろわない状況が続いている。それだけに同紙は「メッツが珍しくケガの面で幸運に恵まれた」と皮肉交じりに報じた。

 ソトが戻ったチームはこの日、延長10回に1点を勝ち越されて3―4で惜敗。試合があった5日間でダブルヘッダーを含む6連敗を喫し、ナ・リーグ東地区の単独最下位に沈むチームは34勝47敗で借金13に膨れ上がった。IL入り回避というわずかな光明も連敗ストップにつながらず、名門球団が奈落の底へ向かっている。