無礼なファンへの無言のにらみつけが賛辞を浴びている。メッツのフアン・ソト外野手(27)は21日(日本時間22日)のフィリーズ戦に「3番・左翼」で出場し3打数1安打。試合は2―6で敗れカード負け越しとなった。

 米メディア「エッセンシャリースポーツ」は「フアン・ソトがフィリーズファンの卑劣なヤジにも動じない姿に、球界は強い反応を示した」との記事を配信した。前日20日(同21日)の同カードでソトが左翼守備についた時だった。左翼席のユニホーム姿のフィリーズファンが立ち上がると、両手の中指を突きあげ、30秒以上、ソトを口ぎたなくののしった。

 どうやら18日(同19日)の同カードで16、17号と2本塁打を放ったソトに怒り心頭だった様子。だがソトはその間、微動だにせず腕を組んだ姿勢でファンをにらみ続けた。

 球団職員が声をかけるとファンはおとなしく席に座った。X(旧ツイッター)で拡散された動画には「フィリーズファンは、いくら嫌われても仕方がない。まったくのクズファン層だ」とコメントがつけられた。

 記事は「ソトは、怒ったファンには慣れている。昨年カージナルスのファンが『給料が高すぎる! 過大評価されている!』と叫んだ時のように、ファンが行き過ぎた場合、ソトはファンに向かって特大ホームランを放つことで応酬する。しかし今回は、このスーパースターは非常に静かで力強い対応を選んだ」とソトの行動に賛辞を送った。

 他球団ファンもソトにエール。「ソトはあの男のチケット代で尻を拭いているのに、ちょっとしたヤジで傷つくと思っているんだ」とファンを小バカ。あるファンは「彼をソトと直接対決させて、どんな反応をするか見てみたい」と笑った。別のファンは「大人の『男』がこんな振る舞いをするなんて想像できますか?」とあまりに低レベルなファンの行動にあきれていた。