ルーキーが会心のひと振りでチームを救った。パ3位の西武は8日の首位ソフトバンク戦(ベルーナ)に2―1で逆転勝ちした。

 西武・隅田、ソフトバンク・上茶谷の両先発の投手戦で、6回までスコアレス。7回に隅田が谷川原に先制適時打を浴び、終盤3イニングで1点を追う西武にとっては、何とも重苦しい展開となった中、ドラフト1位ルーキーが一振りで試合をひっくり返してみせた。

 1点を追った8回だ。二死一塁からソフトバンク2番手・松本裕のスライダーを、この日2番に入ったルーキー・小島大河捕手(22)が完璧にとらえた。「チャンスだったので、自分が打って1点入れば、と思っていましたし、いい打席だったと思います」と、右翼席へ運ぶ会心の5号逆転2ラン。起死回生の一撃に西口文也監督(53)も「ずっといい雰囲気だったので。何かやってくれそうな気はしました」と土壇場の一撃を褒めたたえた。

 捕手としても先発・隅田以下、3投手をリードし、最後は自らのバットでチームを勝利に導いた。試合後は「ピッチャーも頑張っていたので、何とか勝ちにつなげられてよかった。キャッチャーとしては、1点でも少なくということも大事にしているので、今日の試合はそれができたと思います」と、投手陣の奮闘も逆転勝利の要因に挙げることも忘れなかった。

 ドラ1ルーキーの攻守にわたる奮起で連敗を「3」で止め、マジック点灯中の首位ソフトバンク3連戦は、これで1勝1敗のタイに。終盤での接戦をひっくり返した勢いを、9日の3戦目にもつなげていきたいところだ。