西武は21日、広池浩司球団本部長(52)が23日のドラフト会議で明大・小島大河捕手(4年=東海大相模)を1位指名すると発表した。
小島は右投げ左打ちで、東京六大学リーグでは4年間通算で打率3割4分5厘、7本塁打、52打点(22日現在)をマークしている強打の捕手。明大2年時からスタメンマスクをかぶり、3、4年時には大学日本代表でも主軸を打っている。
西武がドラフトで捕手を1位指名するのは1981年の伊東勤、84年の大久保博元、95年の高木大成、2001年の細川亨(自由枠)、05年の炭谷銀仁朗(高校生ドラフト)、13年の森友哉に続く7人目となる。広池本部長は小島の評価について「キャッチャーとしての能力も十分プロで通用するという評価で、我々は指名を決めました」。あくまで「捕手」として指名することを強調した。
一方、西武は昨季のチーム打率2割1分2厘、今季が2割3分2厘(いずれもリーグ最下位)と打線低迷にあえぐ。ポジションに関係なく〝打てる野手〟を確保し、打線をグレードアップすることが最優先事項となっている。チーム関係者が「打てさえすれば、ポジションは後からどうにでもなる」というようにコンバートは現場の仕事だ。
チームの歴史を振り返っても88年のドラフト3位・垣内哲也、95年の1位・高木大成、96年の4位・和田一浩、99年の5位・貝塚政秀と持ち前の打撃を生かすために捕手から内外野にコンバートされ、チームの主軸を打った成功例が複数ある。
東海大相模高の2年冬まで二塁手だった小島には、既にその素養がある。たとえ捕手で開幕スタメンが奪えなくても「〝打てさえすれば〟内外野の適性ポジションに一時的な形でコンバートは可能であり、つぶしが利く」という見解を球団側としては抱いているようだ。
もちろん捕手として、レギュラーの座をつかみ取ればベスト。とはいえ、今の西武が求めている選手は渡部聖、ネビンとクリーンアップが組める〝打てる野手〟に他ならない。その筆頭候補が明大・小島ということだ。












