西武・源田壮亮内野手(32)が自身の代名詞ともいえる「ゴールデン・グラブ賞」からの陥落危機を迎えている。

 プロ9年目の今季、源田は104試合に出場し5失策、守備率9割8分7厘を記録。打率2割9厘と打撃面の不調からスタメン出場は自己最低の91試合にとどまり、13試合が途中出場(守備10、代走2、代打1)となった。

 これはオリックス・紅林(7失策、守備率9割8分6厘)、ロッテ・友杉(8失策、同9割7分9厘)楽天・宗山(12失策、同9割7分5厘)を上回っているものの、守備機会は源田が最少となっている。

 これまでのシーズン最少出場は第5回WBCで右手小指を骨折しながら強行出場し、日本のV奪回に貢献した2023年の100試合(うちスタメンは99試合=失策9、守備率9割8分)だった。

 この年は名誉の負傷の代償として、開幕から約2カ月の離脱が響き、次点のオリックス・紅林との得票差はわずか1票だった。薄氷を踏む6年連続Gグラブ獲得に源田は「開幕からの出場がかなわず試合数、イニング数が少ない中でも選んでいただいたことは本当に光栄」と喜びをあらわにしたものだった。

 そして昨年の「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」では7年連続7度目の受賞を果たし、パ・リーグでは阪急・大橋穣の歴代最長記録に並んだ。この〝タイトル防衛〟に源田は「毎年目標としている賞なので、すごくうれしい。小さい頃から自分のアピールポイントは守備だったので、誰にも負けないように頑張りたい」としていたが、シーズン開幕前から一連の不倫騒動に揺れ、メンタル面で不安要素を抱えながらとなった今シーズンはどうなるか。

 今季はチーム内でも4年目・滝沢夏央内野手(22)に46試合で「スタメン遊撃」を譲るなど、キャリアの曲がり角に立たされた源田。今でも〝源田にしかアウトにできない打球〟は存在するが、それをライバルとの比較でどう評価されるか、注目だ。