ドジャース・大谷翔平投手(31)が5日(日本時間6日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦で打者を封印して臨み、先発投手として7回89球を投げて4安打2失点、8奪三振の力投を見せながら今季2敗目(2勝)を喫した。

 わずかな〝制球ミス〟が命取りとなった。2回先頭のウォーカーには97・7マイル(約157キロ)、3回一死からは98・7マイル(約158・8キロ)のフォーシームを痛打された。いずれも捕手のスミスに要求されたコースとは反対の逆球で、大谷にとって今季6試合目の登板で初めての被弾と複数自責となった。

 とはいえ、7回まで投げ抜いて計3イニングで三者凡退に抑え、連打を許したのも1度だけ。今季の全6試合でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)をクリアした。相手を上回る6安打を放ちながら1―2で敗れた打線の空回りが黒星に直結した格好だ。

 リアル二刀流での出場であれば大谷の場合は自らのバットで失点を取り返すことも可能だが、この日も負担の大きさや状態を確認した首脳陣の判断で投手に専念。最後まで打席に立つことはなかった。くしくも、同僚のミゲル・ロハス内野手(37)は米「TNTスポーツ」の番組に出演した際、二刀流の〝分業化〟についてこう話していた。

「言うまでもなく、彼がプレーしていない時は毎回彼の不在を痛感するだろう。彼は試合の流れを一変させる存在。ひと振りで試合の行方を変えることができる。でも、僕らは翔平に毎日ホームランを打ってもらうことを頼りにしているだけのチームじゃない。彼がいなくても、自分たちで点を挙げられるようにならなければならない」

 大谷が打者としても絶大な存在であることは間違いないが、頼ってばかりではいけない。もちろん、投手陣の失点を打線が大量得点でカバーしてくれることもあるものの、この日は期せずして的中してしまった格好。チームの連勝も「2」で止まり、5月は2勝3敗で再び黒星が先行してしまっただけに攻撃陣の奮起が求められる。