西武・山田陽翔投手(21)が「球速アップ」を課題に挙げ、プロ4年目のさらなる飛躍を目指している。

 3年目の今季は一軍デビューから15試合連続無失点を記録するなど、49試合に登板し3勝3敗1セーブ17ホールド、防御率2・08をマーク。勝利の方程式として回転し、パ・リーグ新人王候補の一角に名を連ねる飛躍の年となった。

 山田は「去年の時点では一軍で投げられればいいなと思っていた。ここまではイメージしていなかったので、すごくうれしいですし、いい場面で投げさせてもらいました。年間を通じてチームに貢献できたということはいいことなので、これを1年で終わらずに来年以降もしっかり続けていきたい」と口にし、秋季練習で自己研磨に努めている。

 来季へ向けて「まずは球速をしっかり上げる。ストレートが上がれば、奪三振率も上がってくると思うので球速アップに取り組んでいきたい」と新たに目標を設定。その上で「変化球をいろんな方向に曲げられるというのは強みなので、それをもっと意図したところに投げれるようになりたい」とも続けている。

 今季は140キロ台前半だったストレートの平均球速を上げるため、データを有効活用することも視野に入れている。「いい時はデータに表れるので、それを見て近いことをやっていけばリスクは少なくなっていく。どの球種でどれだけストライクを取っているかとか、どのコースで打ち取っているかとか。データを見ながら偏りのないようにやっていきたい」。
 
 かつて近江高時代に「甲子園のスター」として名をはせた山田。入団から紆余曲折と試行錯誤の3年間を経て、今やチームに欠かせぬ存在へと大きな変ぼうを遂げた。来季はさらなるジャンプアップが期待できそうだ。