ドジャースは25日(日本時間26日)、右ヒジを痛めて負傷者リストに入っていたダルトン・ラッシング捕手(25)を復帰させた。

 ラッシングは控え捕手として開幕を迎えたが、正捕手のスミスが首痛で6月から長期離脱したことに伴い、レギュラーとして攻守にわたって活躍した。しかし8月にヒジを痛めてからは実戦でほとんど出場する機会もないまま、残り3試合でのカムバックとなった。左の代打としての起用が主となる見込みで、ポストシーズン(PS)出場へは数少ないアピールの機会となる。

 ただ、旗色は決して良くない。地元紙「カリフォルニア・ポスト」は、ラッシングにとって「厳しい戦い」と報じた。というのも、PSの左の代打枠は驚異の新人、ホスウェイ・デパウラ外野手(21)の抜てきが濃厚だからだという。2Aからの〝飛び級〟でメジャーデビューしたデパウラは、大谷の離脱で初昇格。出場した11試合で打率3割2分3厘、1本塁打、7打点、1盗塁、OPS1・081と輝きを放ち、チームに新風を吹き込んだ。

 大谷の復帰で3Aに降格したが、出場機会を確保することが目的でロバーツ監督らから得た高評価は変わっていない。同紙は「現時点のPSのロースター枠争いでラッシングがデパウラを抑えて選出されれば驚きだろう」と報道。デパウラの守備は〝難あり〟としながらも「両者とも左打者として有力な選択肢ではあるが、デパウラの方が走力に優れ、必要に応じて外野を守る能力を少ないながらも持っている」と評し、何よりも「ラッシングをドジャースのPSの初期計画に組み込むには時間がない」と断じた。

 このままいけば、チャンスを与えられたラッシングはPSの開幕と同時に降格する運命となるが――。