ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が再び快進撃だ。25日(日本時間26日)に本拠地で行われたロッキーズ戦に「4番・一塁」で先発出場。メジャーで初対戦した菅野智之投手(36)から34号、35号ソロを放って粉砕し、6―1の勝利に導いた。

 NPB時代に何度も対戦を重ねた両雄の勝負は村上が制した。初回の第1打席は内角低めのスライダーを左翼席へ、7回の3打席目は真ん中付近に甘く入ったシンカーを規格外のパワーで左中間席へ運んだ。4回の第2打席は外角低めにフォーシームを決められて見逃し三振に倒れたが、すぐさまやり返した。

 村上はメジャー3度目の1試合2発で33本塁打で並んでいた岡本(ブルージェイズ)に2本差をつけ、日本選手の単独トップ、ア・リーグでも単独5位に浮上した。

 チームは前日24日(同25日)にポストシーズン(PS)進出が確定。昨季まで3年連続で100敗以上していた球団が10月の出場権を得たのは史上初めてだ。しかもほぼ同じタイミングでシカゴに本拠地を置くカブスも2年連続でPS進出を決めた。あまりにもいいことが続くシカゴの街は歓喜にあふれるばかりで、昨年5月にローマ教皇に選出された同地出身でホワイトソックスファンとしても知られるレオ14世の〝ご加護〟だとする米報道もある。

 ただ、米放送局「NBC」によるとローマ教皇は何ともいえない姿勢だ。教皇専用機で移動する際、同乗した記者団から「奇跡だと言う人もいます。その件にあなたは何か関係があるのですか?」との質問を向けられると、教皇は笑顔を浮かべながら「ノーコメント」。しかし「シカゴでは素晴らしいことが起きるのです」と意味深な言葉を続けたという。

 村上は菅野が降板した後、8回一死一、三塁のチャンスでも右前へ打球速度113マイル(約182キロ)の強烈すぎる適時打を放ち、4打数3安打、3打点。ホワイトソックスの下克上はまだまだ終わらない。