ソフトバンクは26日の楽天戦(みずほペイペイ)に4―0で零封勝ちを収めて、貯金を今季最多を更新する「41」とした。近藤に29号2ラン、庄子にプロ初アーチが飛び出すなど、鷹打線に3本塁打が飛び出す一発攻勢で試合を制した。

 そんな中でいきなりの〝復帰弾〟を放ったのが「1番・左翼」で先発出場した正木智也外野手(26)だ。7回に放った打球速度184キロの痛烈な一打は左翼スタンド席に一直線。20日に感染症特例で登録を抹消されてこの日が一軍復帰だったが、1週間のブランクを感じさせない28号ソロだった。正木は「(実戦が)空いて不安だったので。(打てて)うれしいというよりホッとした」と胸をなでおろした。

 ここまで96試合に出場して28本塁打。その量産ペースを考えれば、残り5試合で大台の「30」に乗せても不思議ではない。その一方で、節目となる数字への意識が強くなるあまり、必要以上の力みが生じて当たりが止まってしまうケースもある。それでも正木は「30号いければすごいけど、切羽詰まってるというより、ここからプラスしかないと思ってやれている」とサラリ。その言葉からは〝泰然自若〟の姿勢が表れた。

 そこには「ボーナスステージ領域」の突入があった。これまでのキャリアハイは2024年に記録した7本塁打。「10本はいきたいと思っていた」という意識はあったが、それをはるかにしのぐペースで本塁打を量産。20本塁打を超えてからは「(自分の数字に関しては)プラスしかないから気楽に」という意識で打席に向かえているという。

 大幅なキャリアハイ更新で突入した「ボーナスステージ領域」。〝泰然自若〟のスタンスが結果的に大台突破を導くか。