〝100打点コンビ〟を生んだのは、主役2人のバットだけではない。リーグ3連覇を決めているソフトバンクは25日のオリックス戦(京セラ)に9―0で完勝し、3連勝。貯金を今季最多の40とし、敗れた2位・西武との差も12・5ゲームに広げた。
シーズン137試合目で節目のコンビが誕生した。3回二死一、三塁、近藤健介外野手(33)が直球を中前へ運ぶ適時打。自身初の100打点に到達し、栗原陵矢内野手(30)の116打点と合わせ、2004年の松中信彦、フリオ・ズレータ以来、球団22年ぶりの「100打点コンビ」となった。近藤は「みんな塁に出てくれていた。毎打席走者を帰そうと打席に立っていたのでよかった」と振り返った。
12球団最多の677得点をたたき出した鷹打線。その中軸を支えたのが、前を打つ正木と周東だ。正木は出塁率3割8分1厘で近藤に次ぐリーグ2位。一発もある1番として相手に圧力をかけ、長打を警戒させながら後続へ好機をつないだ。
一方の周東は塁に出れば、その俊足だけでバッテリーの神経を削る。チーム内からも「周東に意識を向けないといけない。甘い球も増えるし、球種も張りやすくなる」と声が上がる。走らずとも相手の配球や守備に影響を与える〝見えない仕事〟が、中軸の打点量産を後押しした。
小久保裕紀監督(54)も「その前の打者の出塁率の高さもある」と指摘。近藤も「もちろん(1、2番の存在は)大きい」と認めた。豪快な数字の裏にある役割分担こそ、3連覇を成し遂げた鷹の強さを物語っている。












