ドジャースはブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)で開幕3連敗を喫し、崖っぷちだ。地元紙「カリフォルニア・ポスト」のディラン・ヘルナンデス記者は15日(日本時間16日)に敗退危機の現状はドジャースの自業自得だと断じた。
「大谷が本来の力を発揮できなければドジャースがこの惨敗を避けられなかったのは明らかだ」と指摘すると、その理由をこう解説した。
「ドジャースの起用法のまずさが、シリーズの流れを変える可能性を秘めた彼が10月に活躍するのを阻んでしまった。彼が本塁打を打てないことが明らかになった時点で、ドジャースは3年連続ワールドシリーズ制覇に必要な攻撃力を失ってしまった」
大谷は上腕二頭筋と左ヒザを痛めながら出場を続け、負傷者リスト(IL)入りしたのは9月11日(同12日)だった。
ドジャースはどの時点で判断を誤ったのか。
「彼らが当初、左ヒザの痛みを抱えながら投げさせたことは決して許されることではなかった」
6月11日のパイレーツ戦で7回に左ヒザ炎症のため、代打を送られて途中交代。翌12日(同13日)は欠場した。その後も大差の展開で代打を送られたケースが3度あった。それでも3度先発登板した。投打二刀流で出場した7月3日(同4日)のパドレス戦では右上腕二頭筋の違和感のため、7回に代打を送られた。その後、投手復帰を目指したものの、断念した。
「右腕と左ヒザの故障は打席でも明らかに影響していたが、ドジャースは介入しなかった」とバッサリ。さらに「大谷が聞きたくないことを伝えるのが怖かったのか、それとも彼が取り返しのつかないところまで行くことはないと信じていたのか定かではないが、大谷がやりたいこと、つまりプレーを続けさせることを許した。9月までに状況は修復不可能な状態になっていた」と斬り捨てた。
大谷のスタメン落ちする可能性を全世界のMLBファンが話題にする中、第3戦に「6番・DH」で先発出場し、1安打、2四死球で3度出塁。ヘルナンデス記者は「大谷は体調を考慮すれば、十分な成果を上げたと言えるだろう。しかし、ドジャースは彼にもっと多くを求めていた。彼らは彼がこの夜に発揮できなかったようなパフォーマンスを期待していたのだ。その原因は数か月前に下した自分たちの決断にあるとしか言いようがない」とドジャースを糾弾した。
大谷のIL入りの時期を早めていれば結果は違ったかもしれないが、もはや後の祭りだ。












