ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は15日(日本時間16日)の本拠地ロサンゼルスでのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦前に会見に応じ、大谷翔平投手(32)を「1番・DH」で起用する理由を説明した。
開幕から3連敗で後がなくなったドジャース。打撃不振が続く大谷は、今シリーズ第1、2戦で4番、第3戦では6番で起用した。ロバーツ監督は「彼に5打席立ってもらうことが、勝利し、得点を挙げるための最善のチャンスになる。ここ数日間の取り組みを見てきて、彼の精神状態がいいと感じた。昨日の打席内容もよかった」と、強調した。
大谷は14日(同15日)の第3戦で2打数1安打、2四死球で3度出塁した。「明らかに我々は本来の力を発揮できていない。少し変化をつけたかった」。打線の組み替えで変化をもたらし、逆転への望みをつなぐ狙いだ。
その要が大谷だ。「2日前の夜、彼は9時まで球場に残って練習していた。そして昨日の打席内容もあった。そういったすべてを考慮した結果、迷うことなく彼を1番に置くべきだと感じた」
野球史上最高の選手と呼ばれる可能性のある大谷を1番に置き、結果が敗退なら、それでいいという思いもある。ただし、「選手自身も信頼に値するもの、賭けてみたいと思わせるものを示さなければならない」大谷がその信頼に応える姿勢を見せていることを強調した。
ドジャースは今シリーズ、ここまで本塁打0で長打も2本と打線が沈黙。ロバーツ監督は「我々の野球は、打って、長打を放つこと。それができていない」と現状を認めつつも、「まだ今日がある。相手は今日も我々を倒さなければならないんだ」と前を向いた。
指揮官自身、2004年にレッドソックスの一員として、ヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズで3連敗からの米4大スポーツ史上初の4連勝の大逆転劇を経験している。第4戦で1点を追う9回に代走で起用されると「ザ・スチール」と呼ばれる二盗で流れを変えた。「あのとき、0勝3敗からヤンキースに勝てるなんて誰も思っていなかった。今回も我々が逆転できるとは誰も思っていない。でも、一番大切なのは選手たち自身が何を信じているかということだ」と振り返った。
「失うものなんて何があるんだ? 明日はないかもしれない。だからこそ、そのつもりでプレーしなければならない。気負わず、のびのびとプレーすること。それが絶対に必要なんだ」
ドジャースの野球をすること。それを信じて第4戦に臨む。












