ドジャースの大谷翔平投手(32)は14日(日本時間15日)に本拠地ロサンゼルスでのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第3戦に「6番・DH」で先発出場し、2打数1安打だった。チームは2―6で逆転負けして3連敗。ワールドシリーズ3連覇に向けて後がなくなった。

 1点を追う2回一死一塁、打席に入る大谷にファンがスタンディングオベーションを送った。左腕ガサーの初球、外角低めの95マイル(約153キロ)のシンカーを角度26度で逆方向に運ぶと、大歓声が上がったが左直に倒れるとタメ息が上がった。

 4回二死無走者は初球、逆球になったスイーパーが右太もも付近を直撃。大ブーイングが上がった。

 6回一死一、二塁は2番手の右腕ウリベから四球を選んで出塁。続くスミスが左中間フェンス直撃の2点適時二塁打で逆転した。しかし、地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「大谷は打球を読み間違えて一塁から三塁までしか進塁できなかった」と疑問視した。

 2―5の8回二死無走者では3番手の左腕ホールの初球、内角低めの96・9マイル(約156キロ)のシンカーを捉えた。打球速度113・5マイル(約182・7キロ)の痛烈なゴロは中前に抜けた。久しぶりに大谷らしい打球だった。米スポーツサイト「トークイン・ベースボール」公式X(旧ツイッター)によると、今年のポストシーズンで2番目で速い打球だという。これで8月18日以降、25試合、114打席連続ノーアーチとなったが、〝復調〟の兆しは見えた。

 7回戦制のポストシーズンで3連勝したチームの突破率は42回中41回(97・6%)で、そのうち第7戦に持ち込んだのも2チームのみ。4連勝したのは2004年のア・リーグ優勝決定シリーズのレッドソックスのみだ。15日(同16日)が今季最終戦になる可能性が高いが、大谷の一撃で流れが変わる可能性もある…。最後の期待だ。