ワールドシリーズの3連覇を目指すドジャースが苦戦を強いられ、デーブ・ロバーツ監督(54)が戦犯扱いとなっている。

 チームはブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズで2連敗。12日(日本時間13日)の第2戦は先発した山本を3回途中3失点で降板させ、計8投手をつぎ込んで4―7で敗れた。13日(同14日)は試合がないため、ブルペン陣を総動員できる状況にあったが、起用法には米メディアから異論が持ち上がっている。その筆頭が3番手で登板させた佐々木朗希投手(24)を、4回を無失点で抑えながら1イニングで降板させたことだ。

 球団専門メディア「ドジャース・ウェイ」は「第2戦で惨敗したことはロバーツ監督にも相応の責任がある」と断罪。大谷の打撃不振がブレーキの大きな要因と指摘されているが「ロバーツ監督も無実とはいえない。わずか1イニングで佐々木を(左腕の)ブービックに交代させたことが最初の不審な点だった。ロバーツ監督がチュラングとの対戦で左投手を起用したかったからだ」と続投させなかったことを疑問視した。

 結果的にブービックはチュラングを見逃し三振に仕留めたものの、次打者のコントレラスに同点ソロを被弾。同誌は「ロバーツ監督がチュラングを過大評価し、コントレラスを過小評価した。それは6回にも露呈した。彼は(チュラングとの対戦で)4本の指を立てて(申告敬遠で歩かせ)、右投手のスチュワートに右打者のコントレラスと対戦させた。(コントレラスは)初球を捉えて勝ち越しのヒットを打った」と追及を緩めなかった。

 ロバーツ監督は2年連続の世界一に導くなどスター軍団をチームとしてまとめ上げてきた。だが、ワールドシリーズ優勝以外は評価されないドジャースの宿命を一身に背負う立場。同メディアは「ドジャースが勝てば彼のミスはすぐにすべて忘れ去られるが、現在0勝2敗とリードを許している状況ではそれらのミスがいっそう際立っている」と一刀両断し「ロバーツ監督は他の監督たちよりも楽な立場にある。はるかに楽だ。彼がシーズン開幕時に語った通り、これまで率いてきた中で最高のチームがある。3人のMLB受賞者と、総額4億ドル近い選手たちを指揮できるのだ」と斬り捨てた。

 14日(同15日)の第3戦から第5戦までの3試合は本拠地ドジャー・スタジアムで行われる。V3が閉ざされれば、指揮官への風当たりはますます強まりそうだ。